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セントオールバンズ (バーモント州) : ウィキペディア日本語版 | セントオールバンズ (バーモント州)
セントオールバンズ()は、アメリカ合衆国バーモント州フランクリン郡の都市であり〔Title 24, Part I, Chapter 1, §7 , Vermont Statutes. Accessed 2007-11-01.〕、同郡の郡庁所在地である。人口は2010年国勢調査で6,918 人だった。市の全周をやはりセントオールバンズという名の別に法人化された町に囲まれている(人口6,392人)。市と地域はバーリントン・サウスバーリントン大都市圏に属している。 == 歴史 ==
セントオールバンズは、ニューハンプシャー払下げ地の1つとして、1763年8月17日、植民地総督のベニング・ウェントワースから、スティーブン・ポメロイ他全64人に認可された。イングランドのハートフォードシャー、セント・オールバンズから名付けられており、アメリカ独立戦争のときにジェシー・ウェルデンが入植したのが始まりだった。しかし、この戦争のために本格的な入植は1785年まで遅れ、多くの開拓者が到着するようになった。農夫は耕作に適した肥沃で黒いローム層の土地を見い出し、また牛、馬、羊を育てた。バターとチーズが大量に生産された〔Austin J. Coolidge & John B. Mansfield, ''A History and Description of New England;'' Boston, Massachusetts 1859 〕。バーモント・アンド・カナダ鉄道の操車センターかつ修繕工場となる主要駅があったので、「鉄道都市」と呼ばれるようになった〔Virtual Vermont -- St. Albans 〕。1859年に町として法人化されたとき〔Advantages, Resources and Attractions of St. Albans, Vt., 1889 〕、鋳造場、貨物車製造工場各1か所、数多い機械工場があった〔。 セントオールバンズ襲撃と呼ばれる南北戦争では最北の戦いが1864年10月19日に起こった。1902年、セントオールバンズは市として法人化され、市域はセントオールバンズ町の中に2平方マイル (5.18 km2) となった。今日では、1日200編成以上の列車が行き来した鉄道全盛時代に建設されたヴィクトリア期建築やクラフトマン・スタイルの建築物があり、観光地になっている〔St. Albans Historical Society 〕。アメリカ合衆国への移住を目指したヨーロッパからの移民が、ノバスコシア州のハリファックスやケベック州モントリオールで上陸し、その後国境を越える列車でここを通ったという経緯があり、系譜学者にとっては研究の対象になっている。アメリカ国立公文書記録管理局ではセントオールバンズの1895年から1954年の期間に関する文書を保管している〔Genealogical lists -- St. Albans, Vermont 〕。
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